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【作品解説】アメディオ・モディリアーニ「赤い肩掛けを着たジャンヌ・エビュテンヌ」

赤い肩掛けを着たジャンヌ・エビュテンヌ / Jeanne Hebuterne in Red Shawl

ジャンヌ・エビュテンヌの美しい絵画


《赤い肩掛けを着たジャンヌ・エビュテンヌ》1870年
《赤い肩掛けを着たジャンヌ・エビュテンヌ》1870年

概要


作者 アメディオ・モディリアーニ
制作年 1917年
メディア 油彩
サイズ 129.54 cm × 81.6 cm
所蔵者 ライベートコレクション

《赤い肩掛けを着たジャンヌ・エビュテンヌ》は、1917年にアメディオ・モディリアーニによって制作された油彩作品。129.54 ×81.6 cm。プライベートコレクション。

 

本作品で描かれている女性は、モディリアー二の恋人のジャンヌ・エビュテンヌである。引き伸ばされた胴体と頭を遠慮がちに脇へ寄せて描かれている。

 

全体的に赤い色調だが、ほかの赤いヌードシリーズと異なり、服を着ている。これは、もともと赤いヌードシリーズが、画商からの依頼で描いた商業絵画と分けているからかもしれない。制作した1917年というのは、ちょうど赤いヌードシリーズを制作していた時期(1916-1919年)だった。

 

モディリアーニの目を通して鑑賞者は、ヌードでなくても、シンプルに美しく丁寧に描かれたエビュテンヌの姿を楽しむことができる。

 

エビュテンヌは、彼女の家族と彼女が所属していたローマ・カトリックを捨て去り、ユダヤ人のモディリアーニと駆け落ちして、一人の娘を授かった。

 

しかし、本作を描いた2年後、モディリアーニは、幼少からずっと苦しめられた結核が原因で死去。エビュテンヌは悲しみ、苦しんで、アパートの5階から妊娠中の子どもとともに投身自殺をした。