【作品解説】フランシスコ・デ・ゴヤ「着衣のマハ」

着衣のマハ / La maja vestida

《裸のマハ》を隠すための作品


《着衣のマハ》1800-1805年
《着衣のマハ》1800-1805年

概要


作者 フランシスコ・デ・ゴヤ
制作年 1800-1805年
メディア 油彩
サイズ 97 cm × 190 cm
所蔵者 プラド美術館

《着衣のマハ》は1800年から1805年にかけてフランシスコ・デ・ゴヤによって制作された油彩作品。1797年から1800年にかけて制作された《裸のマハ》の着衣バージョンで、現在マドリードにあるプラド美術館で、両作品が並んで常設展示されている。

 

本作は当初スペインの首相マヌエル・デ・ゴドイが所有していたもので、もともとは自宅の玄関前に《裸のマハ》を隠すように前面に吊り下げられており、滑車式の吊り下げ機械を使っていつでも《裸のマハ》が公開できるようになっていた。

 

「マハ」とは特定の女性の名前ではなく、スペイン、特にアンダルシア地方の民族衣装を着た女性のことを意味する。18世紀には、上流階級の女性がこのような民族衣装を着ることを好んだ。《着衣のマハ》で着衣している衣装がマハの民族衣装である。

《裸のマハ》1797-1800年
《裸のマハ》1797-1800年

現在は並べて展示されている


1808年から1813年までサンフェルナンド王立アカデミーが所蔵し、1814年から1836年の異端審問の間は隔離保管され、その後またサンフェルナンド王立アカデミーに返還された。1901年からプラド美術館が2つの作品を保存している。

 

今日、両作品は並べて展示されいてるが、相隔てつつ連続して鑑賞できるよう意図した展示構成となっている。

2つの作品はプラド美術館で鑑賞できる。
2つの作品はプラド美術館で鑑賞できる。