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【作品解説】ルネ・マグリット「水平線の神秘」

水平線の神秘 / The Mysteries Of The Horizon

月は1つなのか、3つなのか


《水平線の神秘》1955年
《水平線の神秘》1955年

概要


作者 ルネ・マグリット
制作年 1955年
メディウム 油彩、キャンバス
サイズ 50 cm × 65 cm
コレクション  

《水平線の神秘》は、1955年にルネ・マグリットに制作された油彩作品。

 

作品には一見すると同一人物にみえる山高帽をかぶった3人の男性が描かれており、それぞれが異なる方向を向いている。水平線はうっすら光がかっているので夜明け前か日没後である。また空には、それぞれの人物の上空に三日月が描かれている。

 

マグリットは絵について、男が3人いれば3人それぞれが月に対して独自の概念を持っている。しかし一方で、三日月はまぎれもなくひとつしか存在しない。だからそれぞれ違う方向(概念)を向いている3人の上に同じ月を描いた。ひとつなのか、3つなのか、これは哲学的問題であると説明している。