作品解説

作品解説 · 23日 6月 2019
《女性の頭部》は1508年にレオナルド・ダ・ヴィンチによって制作された油彩作品。《ほつれ髪の女性》と呼ばれることもある。24.7 cm × 21 cm。イタリアのパルマ国立美術館が所蔵している。 未完成の木製パネル上に高度なルネサンス様式で描かれた未完成の作品である。初めて公開されたのは1627年に公開されたイタリア貴族ゴンツァーガ家のコレクションで、そのときに「レオナルド・ダ・ヴィンチが描いた女性の頭部スケッチ画」として紹介された。年代、起源、制作意図は謎に包まれている。 1531年ころにフェデリーコ2世・ゴンツァーガの后マリーア・パレオロガのベッドルームにかけられていた作品であると推定されている。文化活動を支援していた侯爵は1501年にピエトロ・ノヴェッラーラにマリーアのプライベート・ルーム用にかけるマドンナの絵画をレオナルドに描いてもらえるかどうか尋ねる手紙を送っている。 1829年からパルメザンコレクションの一部になったあと、この絵画は《岩窟の聖母》や《聖アンナと聖母子と幼児聖ヨハネ》などを制作していたレオナルドの成熟期のころの作品であると説明された。

作品解説 · 22日 6月 2019
「ヘレーネ・ルイズ・クリムトの肖像」は1898年にグスタフ・クリムトによって制作された油彩作品。60cm✕40cm。スイスのベルン美術館が所蔵している。 ヘレーネ・クリムトはクリムトの姪にあたる。弟エルンストの娘である。弟のエルンストは1891年にヘレーネ・フレーゲと結婚、その年の7月28日にヘレーネが生まれる。しかし翌年1892年にエルンストが急死すると、クリムトは残された母子を預かる身となり、ヘレーナの法律上の保護者となった。 この作品はヘレーナが6歳のときに描かれたもので、1903年の分離派展で作品が展示された。絵の構図は耽美主義のホイッスラーの影響を受けていると思われる。

作品解説 · 15日 6月 2019
《ホロフェルネスの首をはねるユディト》は1598年から1599年にカラヴァッジオによって制作された油彩作品。未亡人ユディトはシリアの将軍ホロフェルネスを誘惑し、呼び寄せられた彼のテント内で首をはねる場面を描写したものである。本作品は1950年に再発見されたもので、現在はローマ国立古代美術館が所蔵している。

作品解説 · 12日 6月 2019
《ベートーヴェン・フリーズ》は1901年にグスタフ・クリムトによって描かれた壁画作品。縦7フィート(約2m)、横幅は112フィート(34m)もあり、重さは4トン。現在、分離派ビルディングの気温管理ができる地下室で常設展示されている。 1901年、オーストリアの作曲家ベートーベンに焦点をあてた第14回ウィーン分離派展示会を開催。《ベートーヴェン・フリーズ》はこの展示会のために描かれたものである。当時ほかに注目浴びた作品はマックス・クリンガーのベートーヴェンの彫刻作品である。 作品はベートーヴェン第九交響曲にもとづいており、3つの部分に分かれている。「幸福への憧れ」(左の壁)に続き、「敵対する勢力」(中央の壁)、そして「歓喜の歌」(右の壁)が描かれており、それらがホールの3つの壁面の上半分にフリーズ状に連なるよう構成されている。

作品解説 · 12日 6月 2019
《接吻》は1907年から1908年にかけて、オーストリアの画家グスタフ・クリムトによって制作された油彩作品。金箔が使われている。現在、ベルヴェデーレ宮殿オーストリア絵画館(オーストリア・ギャラリー)が所蔵している。 180cm✕180cmの正方形キャンバス上に抱き合う男女が描かれている。二人の身体にはアール・ヌーヴォーや初期アーツ・アンド・クラフツ運動で見られた有機的なフォルムと輪郭線が描かれ、また装飾的で精巧なローブで包まれ絡み合っている。男性のローブは長方形の模様が、女性のローブには円形の模様が描かれている。

作品解説 · 11日 6月 2019
《水蛇Ⅱ》は1904年にグスタフ・クリムトによって制作された油彩作品。80 x 145 cm。 ロシアの実業家ドミトリー・リボロフレフが、2013年にスイスの画商イブ・ブヴィエから1億8380万ドルで購入した作品で、現在個人蔵扱いとなっている。 クリムトの最盛期の作品の1つと見なされている。芸術における水中生物との関わりは、クリムトのような象徴主義の傾向のある作家にとって、人間への未知で超越的な宇宙を表現する方法の代表的な方法の1つだった。 また、クリムトは本作で国よる検閲を恐れず、官能的な文脈で女性の身体を可能な限り表現してみせた。 本作品におけるクリムトの装飾的な独創性は近づきがたい位置にあり、また平面的な装飾の美しさはこれ以上視覚化できるものではない。

作品解説 · 08日 6月 2019
《Tokyo 2003》は、2003年に東京都港区の東京臨海新交通臨海線「ゆりかもめ」の日の出駅付近にある東京都所有の防潮扉に描かれたバンクシーによるものと思われるストリート・アート。傘をさし、カバンを持ったネズミのステンシル作品。 バンクシーは2000年から2003年にかけてバルセロナ、東京、パリ、ロサンゼルス、イスラエルを訪問しており、そのときに初期ステンシル作品シリーズ「Love is in the air」を各地に書き残している。本作品は「Love is in the air」のシリーズの1つ《Tokyo 2003》とみなされている。

作品解説 · 14日 4月 2019
《1967年ニュージャージ州ローゼルの一卵性双生児》は、1967年にダイアン・アーバスによって撮影された写真作品。 ダイアン・アーバスは社会の末端に存在するアウトサイダーな人々を撮影することで知られている。彼女はよくローライ製の中判二眼レフカメラを使って、ウエストレベル‐ファインダー形式の正方形写真を撮影していた。 アーバスにとってこの撮影方法は、標準的な目の高さのビューファインダーとは異なる方法で被写体に接触するのによかったという。 本作品はコーデュロイ製のドレスを着て、白タイツを履き、黒髪に白いヘアバンドを付けて並んでいる一卵性双生児の双子の少女(キャサリン&コリーン・ウェイド)の写真である。2人ともカメラを正面からじっと見つめているが、1人は少し微笑んでおり、もう1人は眉をひそめている。

作品解説 · 24日 2月 2019
「恋人たち」は、1928年にルネ・マグリットによって制作された油彩作品。男女が口づけを交わしているが、二人の頭は布で覆われている不思議な絵。 「恋人たち」という主題は、西洋美術史では伝統的なものであり、この手垢のついた表現をマグリットは顔を隠し、不穏な感じにすることによって、見る者を幸せそうであるというより、むしろ不安にさせ、動揺させようとした。 布で覆われた顔のモチーフは「恋人たち」だけでなく、マグリット作品において頻繁に現れます。この理由としては2つある。

作品解説 · 24日 2月 2019
「猫と裸婦」は1948年から50年にかけてバルテュスによって制作された油彩作品。65.1×80.5cm。モデルはジョルジュ・バタイユの娘のローランス・バタイユ。 椅子に座って官能的な表情でのけぞる裸婦の背後には、どこか官能的な裸婦を真似るような、しかし表情は官能的ではなく笑っている猫が描かれている。猫は基本的にバルテュスの自画像なので、バルテュスと思って良いだろう。裸婦の足元に洗面器、タンスの上に水差し、椅子には白いタオルがかけられいるので、水浴びをした直後の絵であると思われる。

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