ブログカテゴリ:シュルレアリスム



マルセル・デュシャン(フランス生まれ:1887年7月28日-1968年10月2日)は、フランス生まれ、晩年にアメリカに帰化した画家、彫刻家、チェスプレイヤー。 デュシャンはダダイスムの情報誌の編集をしたり、《泉》のようなコンセプチュアル・アートを発表して、ダダイスムとは深い関わりがあったものの、活動詳細を調べるとダダ・グループの正式なメンバーではなかったと考えられている。デュシャンはダダイスムが標榜した「反芸術」ではなく「無芸術」だと言っている。 また多くのシュルレアリストとコラボレーション活動をしているためシュルレアリストと扱われることもあるが、ブルトンのシュルレアリスム・グループへの参加招待は断っている。 そうした面から、現在のデュシャンの美術史的な位置付けは、パブロ・ピカソ、アンリ・マティスらと並ぶ、20世紀初頭の造形美術において革新的な発展を促した3大のアーティストの1人と見なされている。

ウィリアム・ブレイク(1757年11月28日-1827年8月12日)はイギリスの画家、版画家、詩人。ロマン主義の先駆者。 生涯の間はほとんど知られることがなかったが、ブレイクは現在、ロマン主義において最も重要な芸術家の一人とみなされている。2002年にブレイクはBBCは「最も偉大なイギリス人100」でブレイクを38位に位置づけた。 ブレイクは同時代の人々からその特異な作風のため狂人と見なされ無視されていたが、のちに作品内に秘められた哲学的で神秘的な表現力や想像力が再発見され、批評家から高い評価を受けるようになった。

パブロ・ピカソ(1881年10月25日 - 1973年4月8日)は、成年期以降の大半をフランスで過ごしたスペインの画家、彫刻家、版画家、陶芸家、舞台デザイナー、詩人、劇作家。20世紀の芸術家に最も影響を与えた1人で、キュビスム・ムーブメントの創立者である。ほかにアッサンブラージュ彫刻の発明、コラージュを再発見するなど、ピカソの芸術スタイルは幅広く創造的であったことで知られる。 代表作は、キュビスム黎明期に制作した『アヴィニョンの娘たち』(1907年)や、スペイン市民戦争時にスペイン民族主義派の要請でドイツ空軍やイタリア空軍がスペイン市民を爆撃した光景を描いた『ゲルニカ』(1937年)である。 ピカソ、アンリ・マティス、マルセル・デュシャンの3人は、20世紀初頭の視覚美術における革命的な発展を担った芸術家で、絵画だけでなく、彫刻、版画、陶芸など幅広い視覚美術分野における発展を担った。 ピカソの美術的評価は、おおよそ20世紀初頭の数十年間とされており、また作品は一般的に「青の時代」(1901-1904)、「ばら色の時代」(1904-1906)、「アフリカ彫刻の時代」(1907-

《亡き兄の肖像》は、1963年にサルバドール・ダリによって制作された油彩作品。 ダリの両親は、同名の兄が早死したため、兄の生まれ変わりとみなしたダリを可愛がった。しかしそのことはダリにとって複雑な感情を抱かせた。つまり自分は兄の身代わりとしてしか見られていない感情である。また同時に、自分は兄の生まれ変わりであり、まさにエル・サルバドール(救世主)と同様に復活をなした存在であると考えた。 またロイ・リキテンスタインよりも早く工業印刷のベンディ製版法のドットを利用したことで知られる作品である。

「ツバメの尾」は、1983年5月に制作されたサルバドール・ダリの最後の油彩作品。 ガラが亡くなった1年後に「これが最後の絵だ。」と話して描き上げた作品で、その後、死ぬまでダリは絵を描いていない。ガラと昔見た燕の軌跡と数学者ルネ・トムの数学理論「カタストロフィ理論」を基盤にして制作されている。生前ダリは、トムのカタストロフィー理論を「世界で最も美しい数学理論」と絶賛していた。

「球体のガラテア」は、1952年にサルバドール・ダリによって制作された油彩作品。複数の宙に浮いた球体でダリの妻であり、またミューズであるガラの姿を抽象的にまた具象的に描いている。65.0 x 54.0 cm。スペインのダリ劇場美術館が所蔵している。 各球体は亜原子粒子であり、絵画全体としては、ルネサンス美術と原子理論と物質の究極の不連続性を融合した表現であるという。

「陰鬱な遊戯」は、1929年にサルバドール・ダリによって制作された油彩作品。初期作品でこの年にダリはガラに出会っている。「記憶の固執」以前に、ダリがシュルレアリストたちに影響を与えた初期作品の1つ。 この作品の主題は自慰行為と性的恐怖である。 左の人の像の大きな右手は自慰行為を象徴している。中央には大自慰者としてのダリの顔が描かれている。その上部では女性の右上が指のかたちになり、尻の間の肛門をねらっている。女性の頭の上には口とヴァギナのダブル・イメージがある。

「システィナの聖母」は、1958年にサルバドール・ダリによって制作された油彩作品。メトロポリタン美術館が所蔵している。 近くで見ると擬似灰色の抽象画。2メートル離れるとラファエルの「システィナの聖女」、そして15メートル離れると長さ1.5メートルの天使の耳になる絵画。科学と宗教が融合した作品である。さらに布切とさくらんぼの影のトロンプルイユ(だまし絵)要素もある。

『デスティーノ(運命)』は2003年に、サルバドール・ダリとウォルト・ディズニー・カンパニーのコラボレーションとして制作された約6分の短編アニメーション作品。 時間の神クロノスと恋を探しているダリアという少女のラブストーリー。ダリの絵画に影響を受けた少女ダリアがシュルレアリスティックな風景を介して踊り続ける内容である。この作品は2003年の「アニメーション・ショー・オブ・ショー」で公開された。

「かたつむりと天使」は、1977-1984年、ダリの晩年期に制作された彫刻作品。 ダリはスピリチュアル的な師匠でああったジクムント・フロイトを訪ねる。その際、フロイトの家の外で自転車に張り付いたカタツムリを見てインスピレーションを受けて制作したのが本作である。 カタツムリの渦巻状の模様は人間の頭部を表しており、特にフロイトの頭部と関連付けているという。また渦巻きを「時間の経過」として表現している。カタツムリの背中の上に乗る天使は、自転車に張り付いていたカタツムリと関連付けており、「無限の時間」を自由に移動する存在であるという。

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