ブログカテゴリ:シュルレアリスム



書籍 · 29日 4月 2019
『シュルレアリスムとは何か』(ちくま学芸文庫)は、文学者で美術評論家の巖谷國士によるシュルレアリスムの解説書。 さまざまなシュルレアリスム用語を断片的に解説するのではなく、シュルレアリスムの歴史に沿いながら、「いつ」「どこで」「どのような経緯で」「この技法が生まれた」と順序立てて解説するのが本書の特徴である。 1919年に「自動記述」がはじまり、その後、断続的に実験が繰り返され、1924年に『シュルレアリスム宣言』が発表され、パリでシュルレアリスム運動が始まる。当初は文学中心だったが「コラージュ」や「デペイズマン」を通して美術の世界でもシュルレアリスムが広がり、運動がピークに達する1929年、この10年間に起きた出来事を順番に読み取ってゆくことで、シュルレアリスムを深く理解できる構成になっている。

漫画 · 07日 3月 2019
つげ義春(1937年生まれ)は日本のマンガ家、随筆家。意識的にシュルレアリスム表現をマンガに初めて取り込んだ作品『ねじ式』の作者として知られる。...

作品解説 · 24日 2月 2019
「恋人たち」は、1928年にルネ・マグリットによって制作された油彩作品。男女が口づけを交わしているが、二人の頭は布で覆われている不思議な絵。 「恋人たち」という主題は、西洋美術史では伝統的なものであり、この手垢のついた表現をマグリットは顔を隠し、不穏な感じにすることによって、見る者を幸せそうであるというより、むしろ不安にさせ、動揺させようとした。 布で覆われた顔のモチーフは「恋人たち」だけでなく、マグリット作品において頻繁に現れます。この理由としては2つある。

作品解説 · 23日 2月 2019
「黒魔術」は1945年にルネ・マグリットによって制作された油彩作品。マグリットの全ヌード作品で最も評価の高い作品と言われている。モデルは妻ジョルジェットで、ジョルジェットの上半身と青空と大理石の彫像とが融合したシュルレアリスム作品である。 マグリットは、印象派という当時の前衛美術ムーブメントから画家をはじめた。未来主義、キュビスムなど当時の前衛ムーブメントの技術を次々と取り入れながら、キャリアを形成していった。そして、若い頃のマグリット作品の大半は前衛的で描かれた女性のヌード画だった。

シュルレアリスム · 13日 1月 2019
バレンタイン・ユゴー(1887年-1968年)はフランスの画家、イラストレーター、舞台装飾家。 彼女はブローニュ=シュル=メールのプロのピアニスト、バレンタイン・グロスの娘として生まれ、パリで死去。 バレンタインは1907年にパリの美術学校で絵を学び、1919年にヴィクトル・ユゴーのひ孫であるフランス人画家ジャン・ユゴー(1894年-1984年)と結婚。 彼女はジャンとともに「エッフェル塔の花嫁花婿」(1921年)のバレエ・デザインのコラボレーションを行ったり、1926年にはジャン・コクトーによる「ロミオとジュリエット」のための24枚の木版画を制作している。のちにジャン・ユゴーとは離婚するが、ユゴーの姓を名乗り続けた。

シュルレアリスム · 15日 12月 2018
シュルレアリスムは、1924年のアンドレ・ブルトンの「シュルレアリスム宣言」から始まる芸術運動である。 活動当初は、おもに美術と文学でもちいられた前衛的な表現スタイルだったが、その後、芸術全体にわたって幅広くもちいられるようになった。シュルレアリスムは絵画だけでなく、映画、文学、彫刻、音楽、ダンス、演劇、ファッションなど芸術表現の大半に適用できる表現方法として知られている。さらに、マンガ、アニメーション、ゲーム、インターネット動画など現代の芸術表現でもシュルレアリスムは利用されている。 アンドレ・ブルトンが、当初シュルレアリスム運動が理想としていたのは「夢と現実の矛盾した状態の肯定」だった。シュルレアリスト(シュルレアリスム表現をもちいる芸術家のこと)たちは、アカデミックな美術教育を習得した高度な描画技術で、不条理で非論理的な風景を描いたり、日常的な風景と奇妙な非現実的な生き物を並列して描いたり、自分自身の無意識を表現した。

その他 · 12日 12月 2018
ジョルジュ・アルベール・モリス・ヴィクトール・バタイユ(1897年9月10日-1962年7月9日)はフランスの知識人、作家。 文学、哲学、経済学、社会学、人類学、美術史など幅広い分野で執筆活動していたが、特にエロティシズムや神秘主義、シュルレアリスム、非倫理的なフィクションに関する著作で世界的に知られるようになった。 代表作は『眼球譚』や『エロティシズム』。バタイユの作品は、ポスト構造主義を含むのちの社会理論や哲学に大きな影響を与えた。

芸術運動 · 11日 12月 2018
「ダダ(Dada)」または「ダダイスム(Dadaism)」は、20世紀初頭のヨーロッパの前衛芸術運動。1916年にスイスのチューリッヒにあるキャバレー・ヴォルテールで始まり、その後すぐにベルリンをはじめケルン、ハノヴァーなど世界中に広がった。その表現形式は、視覚美術、文学、詩、宣言、論理、映画、グラフィックデザインなど幅広く含まれる。...

現代美術 · 20日 10月 2018
マルセル・デュシャン(フランス生まれ:1887年7月28日-1968年10月2日)は、フランス生まれ、晩年にアメリカに帰化した画家、彫刻家、チェスプレイヤー。 デュシャンはダダイスムの情報誌の編集をしたり、《泉》のようなコンセプチュアル・アートを発表して、ダダイスムとは深い関わりがあったものの、活動詳細を調べるとダダ・グループの正式なメンバーではなかったと考えられている。デュシャンはダダイスムが標榜した「反芸術」ではなく「無芸術」だと言っている。 また多くのシュルレアリストとコラボレーション活動をしているためシュルレアリストと扱われることもあるが、ブルトンのシュルレアリスム・グループへの参加招待は断っている。 そうした面から、現在のデュシャンの美術史的な位置付けは、パブロ・ピカソ、アンリ・マティスらと並ぶ、20世紀初頭の造形美術において革新的な発展を促した3大のアーティストの1人と見なされている。

古典 · 30日 7月 2018
ウィリアム・ブレイク(1757年11月28日-1827年8月12日)はイギリスの画家、版画家、詩人。ロマン主義の先駆者。 生涯の間はほとんど知られることがなかったが、ブレイクは現在、ロマン主義において最も重要な芸術家の一人とみなされている。2002年にブレイクはBBCは「最も偉大なイギリス人100」でブレイクを38位に位置づけた。 ブレイクは同時代の人々からその特異な作風のため狂人と見なされ無視されていたが、のちに作品内に秘められた哲学的で神秘的な表現力や想像力が再発見され、批評家から高い評価を受けるようになった。

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