ブログカテゴリ:作品



作品解説 · 22日 6月 2019
「ヘレーネ・ルイズ・クリムトの肖像」は1898年にグスタフ・クリムトによって制作された油彩作品。60cm✕40cm。スイスのベルン美術館が所蔵している。 ヘレーネ・クリムトはクリムトの姪にあたる。弟エルンストの娘である。弟のエルンストは1891年にヘレーネ・フレーゲと結婚、その年の7月28日にヘレーネが生まれる。しかし翌年1892年にエルンストが急死すると、クリムトは残された母子を預かる身となり、ヘレーナの法律上の保護者となった。 この作品はヘレーナが6歳のときに描かれたもので、1903年の分離派展で作品が展示された。絵の構図は耽美主義のホイッスラーの影響を受けていると思われる。

作品解説 · 16日 6月 2019
《サルバトール・ムンディ(救世主)》は1490年から1519年ごろにレオナルド・ダ・ヴィンチによって制作された油彩作品。世界の救世主としてイエス・キリストの肖像が描かれたもので「男性版モナリザ」と呼ばれることがある。ルネサンス風の青いローブを着用したキリストが右手を上げ指をクロスさせ、左手に水晶玉を持ち祝祷を行っている。 1500年ごろに制作されてから17世紀にイギリス王室が所有したあと、長年の間行方不明になっていたが1900年に発見される。当初はダヴィンチの作品ではないと多くの専門家たちによって鑑定されていたが、2005年に真作であると再鑑定される。その後、修復を経て2011年にロンドンのナショナル・ギャラリーで初めて展示され話題になった。 本作品は2017年11月15日にニューヨークのクリスティーズで競売がかけられ、一般市場で流通している作品において史上最高額となる4億5000万ドルで落札された。 現存するダ・ヴィンチの16点の作品のうち唯一の個人蔵作品であり、オークションをはじめ一般市場で流通するダ・ヴィンチの唯一の作品である。落札者は明らかにされていない。

作品解説 · 15日 6月 2019
《ホロフェルネスの首をはねるユディト》は1598年から1599年にカラヴァッジオによって制作された油彩作品。未亡人ユディトはシリアの将軍ホロフェルネスを誘惑し、呼び寄せられた彼のテント内で首をはねる場面を描写したものである。本作品は1950年に再発見されたもので、現在はローマ国立古代美術館が所蔵している。

作品解説 · 12日 6月 2019
《ベートーヴェン・フリーズ》は1901年にグスタフ・クリムトによって描かれた壁画作品。縦7フィート(約2m)、横幅は112フィート(34m)もあり、重さは4トン。現在、分離派ビルディングの気温管理ができる地下室で常設展示されている。 1901年、オーストリアの作曲家ベートーベンに焦点をあてた第14回ウィーン分離派展示会を開催。《ベートーヴェン・フリーズ》はこの展示会のために描かれたものである。当時ほかに注目浴びた作品はマックス・クリンガーのベートーヴェンの彫刻作品である。 作品はベートーヴェン第九交響曲にもとづいており、3つの部分に分かれている。「幸福への憧れ」(左の壁)に続き、「敵対する勢力」(中央の壁)、そして「歓喜の歌」(右の壁)が描かれており、それらがホールの3つの壁面の上半分にフリーズ状に連なるよう構成されている。

作品解説 · 12日 6月 2019
《接吻》は1907年から1908年にかけて、オーストリアの画家グスタフ・クリムトによって制作された油彩作品。金箔が使われている。現在、ベルヴェデーレ宮殿オーストリア絵画館(オーストリア・ギャラリー)が所蔵している。 180cm✕180cmの正方形キャンバス上に抱き合う男女が描かれている。二人の身体にはアール・ヌーヴォーや初期アーツ・アンド・クラフツ運動で見られた有機的なフォルムと輪郭線が描かれ、また装飾的で精巧なローブで包まれ絡み合っている。男性のローブは長方形の模様が、女性のローブには円形の模様が描かれている。

作品解説 · 11日 6月 2019
《水蛇Ⅱ》は1904年にグスタフ・クリムトによって制作された油彩作品。80 x 145 cm。 ロシアの実業家ドミトリー・リボロフレフが、2013年にスイスの画商イブ・ブヴィエから1億8380万ドルで購入した作品で、現在個人蔵扱いとなっている。 クリムトの最盛期の作品の1つと見なされている。芸術における水中生物との関わりは、クリムトのような象徴主義の傾向のある作家にとって、人間への未知で超越的な宇宙を表現する方法の代表的な方法の1つだった。 また、クリムトは本作で国よる検閲を恐れず、官能的な文脈で女性の身体を可能な限り表現してみせた。 本作品におけるクリムトの装飾的な独創性は近づきがたい位置にあり、また平面的な装飾の美しさはこれ以上視覚化できるものではない。

作品解説 · 08日 6月 2019
《Tokyo 2003》は、2003年に東京都港区の東京臨海新交通臨海線「ゆりかもめ」の日の出駅付近にある東京都所有の防潮扉に描かれたバンクシーによるものと思われるストリート・アート。傘をさし、カバンを持ったネズミのステンシル作品。 バンクシーは2000年から2003年にかけてバルセロナ、東京、パリ、ロサンゼルス、イスラエルを訪問しており、そのときに初期ステンシル作品シリーズ「Love is in the air」を各地に書き残している。本作品は「Love is in the air」のシリーズの1つ《Tokyo 2003》とみなされている。

作品解説 · 27日 4月 2019
《小さな植物と少女》は2019年4月末にロンドンのマーブル・アート付近の壁に描かれた作品。描かれた場所は環境保護団体「Extinction Rebellion(絶滅暴動)」が4月15日から2週間におよぶ抗議を行っている場所である。 小さな植物とExtinction Rebellionのロゴが描かれた小さなプラカードを手に持って座っている少女が描かれており、絵の隣には「From this moment despair ends and tactics begin(この瞬間から絶望は終わり作戦は始まる)」という文字が書かれている。

作品解説 · 24日 2月 2019
「恋人たち」は、1928年にルネ・マグリットによって制作された油彩作品。男女が口づけを交わしているが、二人の頭は布で覆われている不思議な絵。 「恋人たち」という主題は、西洋美術史では伝統的なものであり、この手垢のついた表現をマグリットは顔を隠し、不穏な感じにすることによって、見る者を幸せそうであるというより、むしろ不安にさせ、動揺させようとした。 布で覆われた顔のモチーフは「恋人たち」だけでなく、マグリット作品において頻繁に現れます。この理由としては2つある。

作品解説 · 24日 2月 2019
「猫と裸婦」は1948年から50年にかけてバルテュスによって制作された油彩作品。65.1×80.5cm。モデルはジョルジュ・バタイユの娘のローランス・バタイユ。 椅子に座って官能的な表情でのけぞる裸婦の背後には、どこか官能的な裸婦を真似るような、しかし表情は官能的ではなく笑っている猫が描かれている。猫は基本的にバルテュスの自画像なので、バルテュスと思って良いだろう。裸婦の足元に洗面器、タンスの上に水差し、椅子には白いタオルがかけられいるので、水浴びをした直後の絵であると思われる。

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