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【美術解説】グスタフ・クリムト「水蛇Ⅱ」

水蛇Ⅱ / Water Snakes II

女性を水中生物のように描いた作品


《水蛇Ⅱ》1904年。WikiArtより。
《水蛇Ⅱ》1904年。WikiArtより。

概要


作者 グスタフ・クリムト
制作年 1904年
メディウム 油彩、キャンバス
サイズ 80 x 145 cm
コレクション プライベート・コレクション

《水蛇Ⅱ》は1904年にグスタフ・クリムトによって制作された油彩作品。80 x 145 cm。

 

ロシアの実業家ドミトリー・リボロフレフが、2013年にスイスの画商イブ・ブヴィエから1億8380万ドルで購入した作品で、現在個人蔵扱いとなっている。

 

クリムトの最盛期の作品の1つと見なされている。水中生物との関わりは、クリムトのような象徴主義の傾向のある作家にとって、人間への未知で超越的な宇宙を表現する代表的な方法の1つだった。

 

また、クリムトは本作で国よる検閲を恐れず、官能的な文脈で女性の身体を可能な限り表現してみせた。

 

本作品におけるクリムトの装飾的な独創性は近づきがたい位置にあり、平面的な装飾の美しさはこれ以上視覚化できるものではない。

 

《水蛇Ⅱ》は50 × 20 cmの小サイズの《水蛇 Ⅰ》のと比べて格段に大きく、圧倒的である。

《水蛇Ⅰ》1904/1907年。Wikipediaより。
《水蛇Ⅰ》1904/1907年。Wikipediaより。